文芸同人誌(古い用法)

冊子について書きます。
とはいえ、今月末の定例会議でサークルとしての編集方針をがらっと変えるつもりでおります幹事長です。
だからこれから書くことはすべて(古い用法)です。
冊子について書きます。

わせぶんとくほん【わせぶん読本】≪名≫(古い用法)
早稲田文芸会で発行している冊子のひとつ。無料配布。毎年3月末に焦って完成。つまりできたて。手作り感を重視。しかし食べられない。幹事長を筆頭に、例年数人の恥知らずな有志が、新歓したいのか小説書きたいだけなのか、いまひとつはっきりしない内容の小説を投稿している(古い用法)。今期の執筆者は18名と、ますます発行意図の見えない冊子になってはいる。なぜかって、タダで作れるからですよ。部費からの補助金で発行費全額を賄ってるからですよ(古い用法)。

しんにゅうせいし【新入生誌】≪名≫(古い用法)
早稲田文芸会で発行している冊子のひとつ。部内配布。5月とか6月くらいにようやく完成。手作り感を重視。「おニャン子」や「娘。」や「AKB」のように毎年レーベル名やメンバーが変わる。ピテカントロプス(07年度)の表紙が秀逸(古い用法)。執筆者負担は、一人あたり¥500〜600円くらい。大学生活開始直後の不安を皮肉と感傷交じりに吐露する作風が目立つ。毎年合評会では「村上春樹っぽい」という声がする(古い用法)。

じょうきゅうせいし【上級生誌】≪季語≫(古い用法)
「この時期のわせぶんは別にイベントとかそんなになくて暇だし、作るかー、新入生誌もやってるし」
※今年度から公式企画としては廃止。それより読書会をしような。
というかみんな、書く前に読もうな。面白いから。小説。

かみかぜ【神風】≪死語≫(古い用法)
早稲田文芸会で発行している冊子のひとつ。文学フリマ出展時の常用レーベル(古い用法)。「わせぶんは某右派政治団体とは一切関係ありません。」というネタがいまひとつ流行らなくて、ある意味で本当に特攻してしまった人もいたりなどで、レーベル廃止。→季刊わせぶん春の青本

らふがき【裸婦餓鬼】≪名≫(古い用法)
早稲田文芸会で発行している冊子のひとつ。早稲田祭にて配布する冊子の常用レーベル。心優しき懐温かきOB・OGのみなさまのお陰で、捌け具合は例年好調。とはいえ百部単位だが。幹事長はレーベル名を変えたい。

きかんわせぶん【季刊わせぶん】≪冠詞≫
早稲田文芸会で発行している冊子の総称(不確かな記述)。これからは各冊子の表紙右下に「季刊わせぶん冬号」みたいなのを入れたい。テクスト論とか読者還元主義とか言ったって、けっきょく名が知れてなきゃ、売れないよ。読まれないよ。部内での定着率はいまひとつといったところか。ワセブンじゃなくて、わせぶんです。

きかんわせぶんはるのあおほん【季刊わせぶん春の青本】≪名≫
早稲田文芸会で発行準備中の冊子のひとつ。第八回文学フリマ出展時のレーベル。150部刷ります。一冊¥300。諸事情あって笠井は裏方に回っておりまして、冊子に文章は載せていないんですが、これの売れ行き如何で幹事長の首が飛ぶとか、飛ばないとか。文学フリマ、5/10(日)@大田区産業Pio。(小説読む・書くくらいしか特にすることのない休日を過ごすにはうってつけのイベントです。)