ライトノベル読みたい

こんにちは。こんばんは。はじめまして。早稲田文芸会三年の辻井と申します。

もう七月ですね。外は暑いです。涼しい場所で羽を伸ばしたいですね。

さて。

新入生の方々も部室に定着し始め、最近部室がにぎやかです。文芸サークルだけに本の話題が主ですが、どうやら聞いているかぎりですと、サークル員の方々には純文学がお好きな方が多いようです。

ですがわたし、残念ながら純文学なるものの面白さや魅力がわかりません。サークル員の方々が文学や哲学の話題で盛り上がるのを、いつも羨ましく思っています。

そんな無教養なわたしがなぜ文芸サークルに在籍しているのか、というのも、わたしにも好きな本があるからです。早稲田文芸会は本が好きな人には居心地の良いサークルなので、わたし、厚かましくも大学入学当時から今日まで身を置かせていただいております。

わたしは主に「ライトノベル」が好きです。

ライトノベルというと、表紙が可愛らしい女の子の絵、「オタク」と呼ばれる方たちが読むもの、漫画のような小説、などと人によってイメージは様々だと思います。

ライトノベルも立派な文学、ですが、どうもわたしが思いとは裏腹に、早稲田文芸会ではあまり読まれていないようです。文学部の授業でも、ライトノベルを取り扱ったものはありません。

そこで、せめてこのブログでライトノベルについて書こうと思います。

ここではわたしの好きなライトノベルを五つほど取り上げます。わたしごときがこんなことを書くなんて非常に恐縮ですが、よろしければお付き合いくださいませ。


涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

名前だけはかなりの方が知っていると思われます、『涼宮ハルヒの憂鬱』です。
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」という、ヒロインである涼宮ハルヒのセリフは衝撃的です。
この小説はライトノベル的な仕掛けが物凄くうまいです。
敬遠している方は『憂鬱』だけでも読んでみてはいかがでしょうか。

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

これも割と有名ですね。『戯言シリーズ』の第一巻です。一巻は孤島ミステリなので、ミステリファンも楽しめます。
西尾維新さんの作品に出てくるキャラクターたちは、とにかく奇妙奇天烈摩訶不思議です。
七々見奈波や春日井春日など、名前からして奇抜です。ちなみにわたしは葵井巫女子というキャラが一番好きです。

タイトルすごいですよね。今度アニメ化します。
妹モノとしても十分楽しめますが、近年のオタク文化を受け止め、それに応答している小説、とも読めます。
三巻ではライトノベルケータイ小説のことが言及されているので、ワナビ…いいえ、作家志望の方は読んでおくといいかもしれません。

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

王道です。だからこそ確実に感動させてくれます。
時期皇妃を乗せて単機で海上を翔破する、という指令を受けた飛空士の物語です。
恋と空戦。胸熱です。

ナナヲ・チートイツ (メガミ文庫)

ナナヲ・チートイツ (メガミ文庫)

はい、完全にわたしの趣味です。なんと麻雀+ライトノベルです。
ライトノベルですが、かなりガチな闘牌小説になっています。麻雀に「萌え」を求めるなら、素直に『咲-Saki-』を読むことをオススメします。


……こんなところでしょうか。一応、すべて違うレーベルから選びました。

「なぜこのラノベを紹介しないんだ!」「お前の説明は間違っている!」「お前が紹介したラノベ、読んでやったけど全然面白くなかったぞ!」などと罵詈雑言は多々ございますでしょうが、この中でひとつでも読んでいただけたら幸いです。

部室ノートの後ろの方にも、わたしのおすすめラノベ的なものが書いてありますので、鼻で笑ってから破り捨ててくださいませ。

では、この辺で失礼させていただきます。