ライトノベル読みたい

こんにちは。こんばんは。はじめまして。早稲田文芸会三年の辻井と申します。もう七月ですね。外は暑いです。涼しい場所で羽を伸ばしたいですね。さて。新入生の方々も部室に定着し始め、最近部室がにぎやかです。文芸サークルだけに本の話題が主ですが、ど…

引っ越しました。

2010年度新歓準備を機に、引っ越しました↓。http://d.hatena.ne.jp/wasedabungei/今後とも、早稲田文芸会をよろしくお願いします。

「新歓ブログ」完結・文学フリマの告知

突然でもないですが、新入生誌の告知も終わりましたので、これにて、「新歓ブログ」を終了します。 以降は、各企画ごとにブログ担当を置いて、その人にもろもろ書いてもらうつもりです。幹事長が私的な無益なことばかり書いてきましたが、みなさまお付き合い…

write for read

・『トリップ』(角田光代) 小説の書き手が世間の人らに伝わりやすいように、わざわざ日常の言葉遣いを小説に取り入れているのは、実は読み手のためにではない。 自分の心の真ん中にぽっかりと空いた冷たくて深くて暗い穴(=狂気?)に呑み込まれないよう…

新入生誌を作ります(編集者募集)

新入生誌を作ります。 毎年恒例ですが、今年わせぶんに入った面々に、 同人誌製作の何たるかを身をもって覚えてもらおうという企画ですね。 「企画→執筆→校正→編集→印刷→製本」 という本作りの流れを体感できます。疲れるけど、面白い。 数十部刷って、手製…

失礼な読書

合評会に臨む姿勢について、というか、 文章を読む時の最低限のマナー一般について思いついたことを書きます。 これくらいのこと、文芸作品を読む上で考えないほうが無礼なくらいで、 今さらしかも公に向けて書くのもちょっと寒いとは思いますが、念の為。 …

ハチミツレモン味のシャープペンシル

「泣いても喚いても殴っても蹴っても凝視しても無視しても絶対になくならないこの世界とかいうどうにもいけすかない存在の、ちょっと独りじゃ耐え切れないくらいな揺るがなさ、脆さ、重さ、軽さ、大仰さ、下らなさ、汲み尽くせなさ、空っぽさ、なんかをちゃ…

26日の新人持込合評会で扱う予定のもの

『11日、晴れののち』『チェス盤の向こう側』『まどんな☆地獄』『やわらかい雪の重なる』『仮説その一』『赤いノート』『きつい思い出』『流れ星のゆくえ』 ※原稿置き場のログインIDとパスワードを知りたい方は、 早稲田文芸会公式連絡先までご一報下さい。

25日の『わせぶん読本2009』の合評会で取り扱うもの

「AMTURE YOUNG WRITERS IN JAPAN」(早稲田文芸会の幹事長)「図書館の女神」(しぐれ)「わくわくドッキドキ!?適職判断占い☆」(高橋由衣)「うみとらの記憶」(渡辺遼)「バナナは黒でも心は錦」(森川祐介)「扉」(横塚彩佳) ※原稿置き場のログイン…

業務連絡

今週の土・日は合評会+新歓コンパです。 (1)まず、土曜日は、 「うさぎ」が表紙の『わせぶん読本2009』(通称新歓誌)の第一回合評会を行います。 担当さんから対象作品の告知がそろそろ上級生向けにあると思うので、 そしたらまた書きます。 (2)で、…

なおやくんとおさむくん(読書会のお知らせ)

明日も読書会ですよ。 先週土曜日の読書会は幹事長の乱心で論が空転しましたが、 日曜日は新入生が一人しか来て(なくて衝撃を受け)たんですが、 明日も読書会をします。メインは太宰治。 因縁の仲たる太宰治と志賀直哉と、 あと高橋源一郎も読書会用のレジ…

向田邦子の手紙の誤配可能性一般について

・『存在論的、郵便的』のオチが意外に予想通りで驚いた。 とはいえそこへ到るまでの過程が抜群に面白い。 『キャラクターズ』なんかより『ファントム、クォンタム』なんかよりずっと小説的感動を呼び起こしてくれる一冊。 主役がデリダ。助演があずまん。 …

脳内がしこたまメルヘン

脳内が女子高生的メルヘンでいっぱいな男の子がおりました。 芥川龍之介とか夏目漱石がしてたみたいな古臭い小説作法を ちゃんと守るのが「良い小説」の書き方だとか思ってたやつで。 彼も世間に遍き発芽したての文学青年と同じく、 人生のなかでも比較的早…

持込み原稿募集期間延期のお知らせ

読書会後記の・ようなものでも書くといいかもしれないんですが、 まずはお知らせ。原稿募集期間を一週間、延期します。 原稿があまり集まっておらんのです実は。 ということで、持込み合評担当者から、お知らせ↓。 早稲田文芸会からのお知らせです。 御存じ…

明日は読書会ですよ

明日は読書会ですよ。Iくんが「方言小説特集」をするそうですよ。 上級生に先行公開したレジュメを読んでみたんだけど、けっこうフォーマルな取り揃えみたい。(Iくんが新入生用に20部くらい刷って来てくれます。) (「フォーマル」というのは、きっちりし…

「不条理」についてのメモ

ある日、いきなり、自分が信じる常識の範囲から大きく逸れた出来事に出会(でくわ)したとする。その出来事がなんとなく理屈に条(そぐ)わなくて、近付くのも気持ち悪いし、はっきり言って理解したくもないから、「不条理」という言葉へ収斂させて封印する…

文芸同人誌(古い用法)

冊子について書きます。 とはいえ、今月末の定例会議でサークルとしての編集方針をがらっと変えるつもりでおります幹事長です。 だからこれから書くことはすべて(古い用法)です。 冊子について書きます。 わせぶんとくほん【わせぶん読本】≪名≫(古い用法)…

早起きの害について

今日はこれから1限ですが昨日はお花見でした。 昼前頃に部室に着いてから、 部室でエスプガルーダなるゲームでシューティングに本格入門し、 (ステージ1はクリアしましたv)新入生がちらほら集まってきたところで、移動。 (場所取り・食糧確保係の人あり…

お花見

明日はお花見です。参加希望の方は、13:00くらいに部室(E728)かブースへ集合して下さい。集まり次第、戸山公園へ移動します。新入生のみなさんには、飲みもの、おむすび、それからちょっとしたおつまみなどが無料支給されます。ささやかな歓迎の気持ちを表…

定額給付金はもちろん食費ですよそりゃ

納豆ごはんを食べるBGMに椎名林檎は合わないみたいですね。 さて。今日までひと月弱かけて、 「早稲田文芸会とは?」の周辺をぐるぐるして来ました。 あとは合宿と早稲田祭と冊子のことを書けば、 ひと通り「わせぶん」の行事は書き尽くしたことになりま…

わせぶん読本2009の目次

「AMTURE YOUNG WRITERS IN JAPAN」(早稲田文芸会の幹事長)「Good morning,Tokyo!」(久利生朱人)「帰り道」(夕凪霧葉)「始まりの丘」(彌山十字)「彫刻の森のこと」(かぎろい よう)「焼却炉」(水上眠流)「そして彼女は覚醒しました」(述井智彦)…

新歓イベント告知

早稲田文芸会の新歓スケジュールを載せておきます。 というより、本来はこっちが本業ですね、このブログ。 4/1〜4/30まで毎日 AM11:00〜PM20:00まで部室にて新歓説明会をしています。 部室の場所は、早稲田大学戸山キャンパス学生会館E728です。 上記時間帯…

わせぶん読本2009

通称「新歓誌」と呼ばれる冊子が完成しました。 例年のごとく、4/1〜在庫切れまで永遠に、 新歓ブース(と部室)にて無料配布しております。 二十歳前後の草食系男女の、 無限に広がる未来へいまいちうまく旅立ち切れない青春が、 やさぐれてうじうじしてい…

渋谷出身読モ100人に聞きました!

僕が文芸サークルの幹事長になったと言うと、 まるで共産主義が音を立てて崩れ落ちて行く瞬間を リアルタイムにテレビで見ていた時のように 驚いた顔をした友人がいました。 ところで、二十一世紀の日本にあっては現代文学も、 現代詩や現代思想や現代音楽や…

どの角度から見ても中肉中背なんですね。

古本屋で現代詩手帖2月号(1991年版 \100)を見つけました。 ちょうど同人詩誌特集をしていて、 当時発行されていた同人詩誌のインタビューとか、 鈴木志郎康さんが語る『創造力の生成の場としての同人誌』 とかが載っています。 いまやすっかり詩壇の長老に…

持込み原稿募集

[持込み合評会原稿募集] を後半でします。まずは、合評会について。 合評会とは。ひと言でいうなら、 自分や他人が書いた小説の感想を言い合ったり、 好い所とかを褒めちぎったり、 下手な所とかをダメ出ししたりする会です。 読書会が現役or今は亡き作家…

こんなに書いたのに綿矢りさが越えられない

・↑と本気で思うことがあります。 そのほとんどが小説を書いている時なのですごく困ります。 そして『インストール』が大好きだ。 ・自分で書いた小説ってやっぱり世界でいちばんつまらない。 好きだけど。 だって謎がほとんどないんだもの。 ・最高級のキャ…

荻世いをらの鮮烈な風景とその手触り

「商店街のような、そうでないような、車が一台半ほど通れる中途半端な広さの道が続いている。空気が澄んでいて夕陽は透明であり、そのくせ色々の影は脂っこい黒さでそこかしこに潜んでいるから、なかなか開けた場所なのにも拘らず、これらの景色にはまった…

小説がぐるぐるするのにうってつけの場所

「金を出せと言われる。 まるで台詞だと思う。あまりにふつうであまりに出来すぎている。いや、台詞だってもうちょっと捻くれるにちがいない。だったらなんだ。」 (『さようなら風景よ、サヨナラ』(荻世いをら)より) やっぱりスロースターターだなぁと思…

とりあえず悩んどきゃ文学かよ

そう言えばいつだったか、 二十一世紀初頭だったと思うけど、 新聞紙上の文芸時評欄で、 「あまり名は知られていないけど それなりに長く生きてきたし、 人並み以上に本は読んできたよ」 という人が、こんなことを書いていたよ。 ざっくり言うと、 最近の小…