持込み原稿募集

[持込み合評会原稿募集]
を後半でします。まずは、合評会について。


合評会とは。ひと言でいうなら、
自分や他人が書いた小説の感想を言い合ったり、
好い所とかを褒めちぎったり、
下手な所とかをダメ出ししたりする会です。



読書会が現役or今は亡き作家さんの作品を取り扱うのに対して、
こちらはサークルのメンバーたちが書いた作品が中心になります。



具体的には、
「保坂くんの今回の小説の○頁の△行目に≪うんぬんかんぬん≫っていう文があるんですけどぉ……」
「高橋くんの詩は、今作は全体的にこういう言葉遣いで書かれてて、それはわたし的にはぁ……」
「村上くんさ、今回ちょっとここ、ミスったでしょ?」
「阿部くん相変わらずの作風だね。『或る若い芸術家』の影響受けまくりだし」
とか言い合う場です。



僕なんかだと、このブログでうじうじ書いているようなことを、大勢の人の前で、
原稿片手に、たどたどしい不明瞭な言い方でする、ということになります。



一流の批評家や職業としての編集者やプロの作家ではないけれど、
同世代で似た感性を持った誰かが自分の書いた小説を読んでくれるわけです。
そして感想をくれるわけです。



もちろんたまには胸に突き刺さるような指摘もあります。
もしかしたら幹事長を背後からバットで殴打してやりたいと思ってる人がいるかもしれません(被害妄想?)
けどダメ出しされてもへこたれないくらいのタフさはどこへ行っても必要ですし、
人の話を聴いて、その急所をすっと披露できたらすごくかっこいいですし、
プロになる/ならないとかじゃなくて、何よりもっと良い小説を書く・読む時の「ため」になる。



日記代わりに小説書いてるとか、
死後に遺族が発見してあたふたするのを心待ちにしているとか、
そもそも文字ですらないのかもしれないとか、そういう事情がなければ、
高いお金を払って添削指導を仰ぐよりも、新人賞に落選して出版社を恨むよりも、
匿名で掲示板に黒い思いをぶちまけるよりも、
独りで日ぐらしPCの前に座って心に浮かぶ由無し事をそこはかとなく書き付けているよりも、
ずっともっとぐっと健康的で開放的な気分になれます(←田舎の温泉旅館のPRみたいな誘い文句ですね)。



どうですか?原稿持込み。してみません?
文芸会のメンバーもたぶん2人くらいはこのブログを見てると思うけど、
お蔵入り原稿あったら、こっそり公式連絡先(詳しくは、HPを見てみて下さい)に送ってみるといいよ。
スパムとかウィルスとかじゃないかぎり歓迎するよ。


もちろん読み手も大歓迎ですよ。


「小説とか詩より批評がしたいよ俺は」
「感想というかひと言でもいいですか?」
「『文学』とかよくわからないんですけど。。。」
「それよりそこの醤油を取ってくれ」


大歓迎ですよ。というわけで、


[持込み合評会原稿募集]

日時:4/26(日)13:00〜 [予備日]4/25(土)13:00〜

会場:早稲田大学戸山キャンパス学生会館W507

提出〆切:4/11(土)23:59ぐらいです。


長さは400字詰め原稿用紙換算で30枚以内。

高校時代に書いた過去の作品や、大学に入学してからでの書き下ろし等、創作物の製作時期は問いません。

メールによる電子提出はwasebun2009★gmail.com(★を@に変えてください)まで。

メール本文にお名前(本名)・PN(希望なら)・作品タイトル・印刷形式の希望(縦書or横書、特殊なフォントの使用等)・所属学部・学年・合評会に参加できる時間帯を明記の上、

原稿をdocかtxtの添付ファイルにして提出をお願い致します。

なお、docx(word2007以降での標準形式)での送付は展開時に一部不具合が発生する可能性がありますのでご注意下さい。

また、手持ちによる提出も受け付けております。

その場合、原稿と一緒に上に書き記した要件を忘れずに添付してください。

いずれの作品も、早稲田文芸会が印刷して当日の参加者に配布を行います。


なお、追記として。



・書き手・他の参加者に最低限の敬意を払いましょう。
 彼らも僕たちと同じ人間です。褒められれば喜ぶし、貶されれば凹みます。(たまに逆な人もいますが。)
・書き手ではなく、書かれたものを念頭に置いて合評しましょう。
 書かれたものから目をそらして過度に書き手の素性に言及するのは控えましょう。
 私生活を切り売りして儲けている側面が否めないプロの作家ならまだしも、彼らは僕たちと同じ一般人ですし。
・言いたいこと、思ったことは、言葉を受け止める立場の人のことを一度考えたうえで、
 どんどん言いましょう。どんどん言いましょう。
 思ったことを相手に伝わる言葉にまとめる練習にもなりますたぶん。
 間違ってても、ぺこっと謝ればみんなきっと許してくれますよ。
・明らかに間違っていると思えるような言葉に対しても、無視とかそういうのはせずに、耳を傾けましょう。
 出来ることなら優しく論破してあげるといいですね。
・つまらない小説・詩・評論=つまらない書き手ではありません。
 非凡な人=非凡な小説が書けるでもありません。
 誤解を恐れず忌憚なき合評になるといいです。
 逆に言えば誤解を招くくらい威力のある文章をお待ちしています。