定額給付金はもちろん食費ですよそりゃ

納豆ごはんを食べるBGMに椎名林檎は合わないみたいですね。


さて。今日までひと月弱かけて、
「早稲田文芸会とは?」の周辺をぐるぐるして来ました。
あとは合宿と早稲田祭と冊子のことを書けば、
ひと通り「わせぶん」の行事は書き尽くしたことになります。
生活が読書中心だとどうしても脳外が無味無臭になりますね。
働いてお金を稼いでどこかへ出掛けようかな、ともう半年くらいずっと思っています。


とか何とか旅っぽい空気の前触れを書けば、
合宿についての何かしらの場面が頭に浮かぶかと思ったら、
ぜんぜんそんなことなくて、
今日は友達に借りた『リアルワールド』を読んでいます。
終わったら『阿修羅ガール』を比べ読もうと思います。
物語の構成としても文章の整いとしても、
『リアルワールド』のほうが理路整然としているけど、
どちらも2003年に書き下ろしとして刊行されていて、
女子高生「あたし」が主人公で、殺人事件が起きて、……という。


だから両方の小説の、言葉遣いとか世界観とか筋書きとかいう表面の殻を剥げば、
根っこに共通項としての「女子高生」がくっきり姿を現してくるような気がします。
「表面の殻」=「その作家の言葉遣い(=癖)での世界の切り取り方」なのだとすれば、
小説家にとって大切なのは、
表現や語りの巧さとか、世界設定の緻密さとか、粗筋の強さとかで競うことじゃなくて、
それを使うことでようやくちょこっと顔を出す、
人の手が加わっていない剥き出しの世界の生(ナマ)の手触りを、
読み手に感じさせることではないか、と思いました。
桐野夏生さん、好い。
東浩紀阿部和重にとどまらず、
写真家・蜷川美花評すらだにもどこかに書いていた斉藤環さんが、
『リアルワールド』にも解説を書いています。


……。


ちいさな揉めごとがぽつぽつと起こっていて、
善意の人にしわ寄せが容赦なく襲来していますが、新歓活動は滞りなく実施中です。
僕も入学当時、「大隈重信像」とか言われても困る人だったので、
溢れかえる先輩方の海に溺れながらブースに辿りつくよりも、
部室に行ったり、騒ぎが収まってからイベントに参加したりとかも、選択肢のひとつです。


とはいえそこまでの苦労をしてブースまで来てくれた新入生には、
わせぶんのほぼ全員が毎日交代で、思いつく限りの話題と笑いと説明を提供しています。


前々幹事長の意向を引き継いで、わせぶんは「来るもの拒まず、去るもの追わず」というスタンスで新歓活動をしていまして、
部員には、こんなような意味のことを伝えています。
「お気に入りの新入生をひとり見つけて、その子を手塩にかけて、たまには自腹を切るなどして、大切に育ててあげて下さい」
ブース新歓は、4/5(花見の日)まで続きます。


次回は冊子発行について詳しめに書きます。その前に、
「合宿は、入会後のお楽しみです」と書いておこう。
早稲田祭の企画はまだ白紙状態です。入会後、知恵を貸して下さい」と書いておこう。


というのも、昨日の夜、副幹事Aと会計Bとでだべってたら、妙案が思い浮かんだので。
(副幹事Bは今日の午前中、会計Aは今日の午後、それぞれブースで新歓活動を頑張ってくれてます。)


昨日の話し合い中に出た会計Bの至言。
「わせぶんは皆さまの同人誌作成を応援するサークルです」